似たような精神疾患を抱える人々は一緒にいることが多いので家族内でのリスクを高めるという研究結果
People with similar mental health conditions tend to end up together, raising risk within families
https://medicalxpress.com/news/2026-09-people-similar-mental-health-conditions.html
デンマーク・コペンハーゲン大学病院の研究者らは、生物は自分と似た特徴を持つパートナーと交配することが多いという性質「同類交配」に着目し、現実のカップルがどれほど似ているのか、そして人々が抱える精神疾患とそのパートナーの精神疾患に類似性はあるのかを調査しようと試みました。
研究者らはデンマークの健康データを利用し、54万9541組のカップルと、その子ども82万2209人のデータを特定。このうち、母親、父親、子どもの3者を一緒に調査できる51万3259組のデータを対象としました。研究者らはカップルの身体的、社会的、医学的特徴を取り上げ、同じ精神疾患を持つカップルと、異なる精神疾患を持つカップルを比較しました。
その結果、精神疾患を持つ人は、偶然に任せた場合に予想される水準をはるかに上回る割合で、同じ精神疾患を持つ人とパートナーになっていることが判明します。特に統合失調症が割合として最も高く、注意欠如・多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)、物質使用障害(SUD)がそれに続きました。
データの中には異なる精神疾患を持つ人同士の組み合わせも見られましたが、これは統合失調症のように同じ疾患を持つ人同士が強く結びつく傾向のある疾患をパートナーの片方がすでに抱えている場合に最も多く見られたそうです。最も顕著な例は、「物質使用障害を持つ男性」と「ADHDを持つ女性」の組み合わせでした。
さらに、パートナーを完全にランダムに組み合わせるシミュレーションを実施し、実際のカップルと比較したところ、実際のカップルでは精神疾患全体の有病率が1.8%高く、親から子への遺伝率、つまり子どもに受け継がれるリスクの推定値は12.5%高いことが明らかになりました。精神疾患とは反対に、糖尿病やぜんそくなどの身体疾患は親子間で相関が低かったそうです。
研究者らは、「このパターンが世代を超えて人口全体に広がると、集団における遺伝的脆弱性の基礎レベルが上昇し、結果として精神疾患の全体的な有病率が増加する」と結論づけています。
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.



