AIスクレイパーのせいでホスティング費用が数倍に跳ね上がる事態が発生、サイト運営者は「AI企業は最悪の寄生虫」と痛烈に批判
ナイトクラブのDNA Loungeは2026年10月6日のブログで、「私たちのウェブサイトはAIスクレイパーによる執拗かつ容赦ない攻撃を受けています」「この被害はインターネット全体にまん延しています。これらの企業(AI開発企業)は社会が生み出した最悪の寄生虫です」と強く非難しました。
DNA Loungeは著名なコンピュータープログラマーであるジェイミー・ザウィンスキー氏が経営するナイトクラブで、AIスクレイパーを非難する今回のブログもザウィンスキー氏によって執筆されたものです。
ザウィンスキー氏によると、かつては月額600~800ドル(約9万5000~12万6000円)だったウェブホスティング料金が、いきなり月額3500ドル(約55万4000円)にまで跳ね上がったとのこと。この原因は、AIスクレイパーがDNA Loungeのテキストや画像を繰り返しスクレイピングし、スクレイピングの停止要求を無視しているためだとザウィンスキー氏は主張しています。
ザウィンスキー氏は、AI企業は自分たちのモデルをトレーニングするための費用をウェブサイト運営者に押しつけていると指摘。「AI企業の刺激的な自動補完盗作マシンがこれまでに私が作ってきたものすべての血を吸い取り、それを排せつするために、今の私は毎月2700ドル(約24万7000円)、年間3万2000ドル(約506万円)を請求されています。そして私がどれほど『できればやめてほしい』と伝えても、彼らは絶対にやめません。このコスト転嫁こそ、メタンガスを吐き出してうつろな目をした金儲けの亡者たちが喜々として『外部性』と呼ぶものです」と痛烈に批判しました。
ザウィンスキー氏は、AI企業で働いている人々やAIユーザーにも責任はあると主張。「真面目な話、もしあなたがAI企業で働いているのなら、あなたはあらゆる善きものを破壊しています。あなたは悪魔の申し子で、世界を悪意とゴミで満たしています」と罵倒しています。
さらにAIユーザーに対しても、「もしあなたがくだらないAIを何らかの形で利用しているなら、あなたはこの事態を支持していることになります」「『自分にはできないから』といった中途半端な言い訳を言い聞かせて、人間のアーティストに報酬を支払う代わりにほんの少しだけ盗作をするたびに、あなたはDNA Loungeが3万2000ドルの請求書を突きつけられる一因になっているのです」と批判しました。
実際にDNA Loungeをレンタルして行われたあるイベントでは、主催者は入場料だけで4万ドル(約633万円)以上を売り上げたにもかかわらず、チラシや印刷バナーにAIが使われていたとのこと。ザウィンスキー氏は、「地元のアーティストに200ドル(約3万2000円)を支払うのは、彼らにとって高すぎたようです」「お願いだからそんな人にならないでください」と述べました。
なお、Cloudflareは保護しているウェブページやデータセットにアクセスするAIエージェントやソフトウェアに対し、x402という支払いプロトコルを使って料金を請求できる「Cloudflare Monetization Gateway」という仕組みを発表しています。
AIがウェブサイトに訪問するたびに課金できるシステム「Monetization Gateway」をCloudflareが発表 - GIGAZINE
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