「親世代ぎりぎり」即時帰国を 拉致家族ら集会に800人―東京
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの救出を訴える母早紀江さん=8日午後、東京都千代田区
北朝鮮による拉致被害者全員の即時一括帰国を求める「国民大集会」が8日、東京都内で開かれた。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の弟で、拉致被害者家族連絡会(家族会)代表の拓也さん(58)は「(拉致被害者の)親世代はぎりぎりの中で毎日を過ごしている。絶対に帰国が実現するまで諦めないという強い覚悟で共に闘ってほしい」と呼び掛けた。
残り時間少ない「親世代が存命のうちに」◆拉致被害家族がいま思うこと(横田拓也・北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表)
集会は家族会などが主催し、高市早苗首相ら約800人が参加した。
政府が認定した未帰国被害者の家族で唯一の親世代となった、めぐみさんの母早紀江さん(90)は、「一生懸命育てた家族が連れ去られ、言葉にならない切なさや悲しさを感じる」と吐露。「50年近い年月、助けてあげられていない。心一つに、拉致問題の放置は絶対に許さないと示し続けないといけない」と訴えた。
田口八重子さん=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(49)も「年が明ければ母が拉致されて49年目。そこから50年目まで延ばすことを絶対、私は許容できない」と語気を強めた。
あいさつした高市首相は「拉致被害者がまだ帰国を果たせていないことを大変心苦しく感じている。私の代で何としても突破口を開き、ご家族が肉親を抱き締める日まで私の使命は終わらない」と述べた。集会では北朝鮮に対し、親世代が存命のうちに全員の帰国を求める決議が採択された。
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