OpenAIのサム・アルトマンCEOがAI開発速度を緩める可能性を示唆
OpenAIの全社会議で、サム・アルトマンCEOがAIの開発ペースを緩める方向で調整する可能性を示したことが、経済紙のブルームバーグによって明らかになりました。この方針にOpenAI以外のAI開発企業が同調するかどうかは不明瞭です。
OpenAI Considers Slowing Advanced AI Development, Sam Altman Tells Employees - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-09-11/openai-is-open-to-slowing-cutting-edge-ai-ceo-sam-altman-tells-staff
OpenAI weighs hitting the brakes on AI, hoping rivals accept a ceasefire they might just ignore
https://www.xda-developers.com/openai-weighs-hitting-the-brakes-on-ai-hoping-rivals-accept-a-ceasefire-they-might-just-ignore/
ブルームバーグは、匿名の関係者の情報として、アルトマンCEOが全社会議でAI開発速度を調整する可能性があると語ったと報じました。AI開発はOpenAIほか複数の企業による競争となっているため、開発速度を抑える方向で調整するのであれば他企業と連携して行うことになるはずですが、他企業が同意するかしないかはわからないと当該関係者は語ったとのこと。
アルトマン氏がこうした考えを表明したのは、AIモデルが独自にサイバー攻撃を行えるほどに強力な段階に到達し、適切な保護手段を構築する必要性が出てきたからだと考えられます。
OpenAIの研究者であるヤクブ・パチョッキ氏は、将来的にAIが自分自身の開発を行う「再帰的自己改善」が実現する可能性が高いと指摘しています。
OpenAIの主任科学者が「今後AIは自身の開発をますます推進するようになる」と見通しを表明 - GIGAZINE
2026年8月にOpenAIのAIエージェントがHugging Faceなどの外部サイトに無許可で不正アクセスしていたのは記憶に新しいところですが、AIが自分自身の改善を行った場合、もはや人間がAIの手綱を取ることは不可能になる可能性があります。
OpenAIのAIエージェントによるハッキング事件で他にも最低10件のサイトが侵害されていたことが判明 - GIGAZINE
また、OpenAIのライバルの1つであるAnthropicもテスト中に複数件のサイバー攻撃発生事例があったことを報告しています。
Anthropicが「テスト中のAIで他社を攻撃してしまったインシデント」の発生原因を報告 - GIGAZINE
Anthropicの研究者は、このままAIの開発を制御しなかった場合、AIが21世紀末までに人類を滅ぼしてしまう可能性が10%以上あると述べています。
Anthropicの上級安全研究者が「AIが21世紀末までに人類を滅ぼす可能性が10%以上ある」と発言、「Anthropicの安全対策が甘い」と退職する社員も - GIGAZINE
パチョッキ氏を含むAI企業の1000人以上の従業員からは、アメリカ政府に対してAI開発のペースを制御する取り組みを要請する声明が発表されています。
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