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Thursday, October 15, 2026

Amazonはインターネット全体で商品価格をつり上げている

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別途、Amazonは配送・保管・返品・広告というオプションサービスを設けており、これを利用したい出品者はそれぞれに手数料を支払う必要があります。もちろん、オプションサービスを使わないという選択肢もありますが、使わないと出品者は不利になります。

問題なのが配送・保管オプション(フルフィルメント by Amazon)です。Amazonで商品を購入する消費者は、欲しい商品を見つけたらほとんど何も考えずに「カートに入れる」を押して商品を購入します。このフローでは消費者が出品者を選ぶことはありませんが、実はほとんどの商品で「Amazonの他の出品者」という選択肢が用意されていて、消費者は出品者を自分で選ぶことができます。大抵の消費者はこのことに気づかず、「カートに入れる」のフローに組み込まれた出品者が自動で選択されるため、この出品者は大幅に得をします。通常はこのフローに組み込まれるために、出品者はフルフィルメント by Amazonを利用する必要があるとされています。

フルフィルメント by Amazonの利用は必須ではありませんが、利用しないと商品が売れにくくなります。実際に、アメリカの連邦取引委員会(FTC)は、フルフィルメント by Amazonの利用を義務付けるプライム会員資格を「Amazonでビジネスを行う上での事実上の必須条件」と呼んでいます。

シェンドルク氏は、仮にアパレル業者が上記すべてのオプションを利用した場合、30ドル(約4700円)の商品に対して13.76ドル(約2200円)が手数料として持っていかれると試算しています。

これに加え、Amazonは「AmazonまたはAmazon以外での最近の販売価格よりも著しく高い価格を商品またはサービスに設定する」といった行為に対し、「おすすめ出品の削除、出品の取り下げ、配送オプションの一時停止、もしくは重大なまたは繰り返されるケースについては出品権限の一時停止または取り消し」といった措置を取る場合があるとしています。

そのため、Amazonの手数料を賄うためにAmazonで価格を引き上げた出品者は、Amazonでの売上を失わないよう、他の場所でも同じように価格を引き上げなければなりません。このことから、シェンドルク氏は「Amazonで買い物をしていないときでさえ、私たちはAmazonの価格を支払うことになっているのです」と指摘しています。

この問題は規制当局からも指摘されており、アメリカのカリフォルニア州では不正競争防止法違反をめぐる訴訟において仮差止命令を求める申し立てが行われています。

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