あぁついに〈AI半導体株バブル〉が完全に崩壊し始めた…その証拠はキオクシアよりも、あの優良株の暴落だ | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

※本記事は2026年11月10日6:00以降は有料会員限定となります。
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今日は、理論を抜きにしても、相場の見通しを書かなければならない。
今は、危機か、一時的なショックか。その判断が最重要だが、私は、大危機と考えている。つまり、株価は戻らない。月曜日に戻ったり、今週、持ち直したりしたとしても、これでバブルは完全に崩壊したと考える。
競馬の連載の方を長年読んでいただいている方には、小幡さん、それ、何度目?と聞かれるだろうが、今度こそは間違いない(それも、何度目?という反応だろうが)。
理由は、今回は、誰が見ても明らかなイベントが起き、そのイベントは、実体を持ち、かつ株価評価という虚像も同時にすでに崩れてしまっており、かつ、投資家が静かに逃げ出しているからだ。
「トランプ敗北宣言で大幅上昇」は確信犯
アメリカの木曜日の大暴落、それを受けての金曜日の世界的な暴落、これらの株価指数の下落幅の詳細に言及する必要はないだろう。問題は、その経緯だ。
まず、水曜日の午前、アメリカ中間選挙で、共和党の歴史的敗北が明らかになる。日経平均は午前中、大暴落。しかし、午後から急反転。ほぼ午前中の暴落分を消した。理由は、トランプ大統領が、敗北をあっさりと素直に認め、民主党とうまくやっていく、と発言したことだと伝えられた。
これと同じ理由で、この夜(日本時間の)の4日の米国市場も下がらなかったどころか、ナスダックは大幅上昇となった。そんな馬鹿な、と思ったが、市場関係者の解説は、第1に、民主党の勝利はある程度織り込み済み、予想以上の大勝とはいえ、それよりも、中間選挙を何はともあれ、通過し、不透明性が解消されたから、という理由、そして第2に、トランプ大統領が暴れずに、あっさりと結果を受け入れ、民主党とうまくやっていく、という発言をしたからだ、ということだった。
ありえない。
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おばた せきSeki Obata
株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。
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