[ITmedia エグゼクティブ] KDDI、全国の郵便局に「ドローンポート」設置へ 見守り、捜索…地域の基盤化目指す
米国製ドローン「スカイディオ」を乗せた、通信大手KDDIが導入するドローンポート(同社提供)
通信大手KDDIは、日本郵便と協業し、全国各地の郵便局にドローンの離着陸などを行う常設の設備「ドローンポート」を設置していくと28日、発表した。地域の見守りや災害時の状況確認や要救助者の捜索に役立てる狙い。石川県珠洲市の珠洲郵便局に設置したポートで10月4日まで実証実験を行い、2027年度以降の本格運用を目指す。
道路状況確認や要救助者捜索に
KDDI広報部によると、ドローンポートの設置場所として郵便局を選んだのは、全国すべての市町村にある地域に密着した施設だから。「平時には通学路の安全確認など地域の見守り、災害時には道路の状況確認や要救助者の捜索などに役立てる」としている。
使用するドローンは、カメラ機能に優れた米国製「スカイディオ」。全国各地に配備される全てのドローンは、東京・飯田橋の拠点にいる操縦者が遠隔操作する。
将来的に全国1000カ所に設置
既に2025年から石川県や徳島県、北海道などでドローンポートの設置が始まっており、これまでに20拠点を常設化した。将来的には国や自治体とも連携し、全国で1000カ所の設置を見込んでいる。
珠洲郵便局の屋上に設置されたポートで行われる実証実験では、災害などによる道路寸断を想定し、郵便局の集配社員らの安全確保に活用できる可能性があるかを確認する。また、珠洲市内に既に配備されているほかのポートと連携し、複数のドローンを使って監視・点検エリアを拡大し、災害時の被災状況や住民の安否を把握できるかを検証する予定だ。
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