「東京ミッドタウン日本橋」竣工 エリア一帯再開発の第1弾は52階建タワー
三井不動産と野村不動産は、日本橋一丁目で開発を進めている最高52階建て、高さ約284mの複合施設「東京ミッドタウン日本橋」が、9月30日に竣工したと発表した。あわせてロゴマークのデザインを決定した。グランドオープンは2027年内予定。
「日本橋一丁目中地区」の再開発事業で、日本橋川周辺の再開発一帯エリア「日本橋リバーウォーク」の第1弾プロジェクトとなる。日本橋リバーウォークでは、日本橋川沿いの5つの再開発事業と首都高速道路日本橋区間の地下化事業が連携し、約11haにわたって水辺を中心とした街づくりを進める。
東京ミッドタウン日本橋は日本橋川にかかる「日本橋」および「江戸橋」の目の前に位置し、隣接する「COREDO(コレド)日本橋」を含めた「日本橋一丁目三井ビルディング」も、東京ミッドタウン日本橋の街区「サウス」として統合される。
A街区「日本橋野村ビルディング旧館」、B街区「日本橋リバーサイドテラス」、C街区「日本橋野村三井タワー(通称:ザ タワー)」、D街区「日本橋一丁目三井ビルディング(サウス)」で構成され、A街区は商業、オフィス、B街区は住居、商業、C街区は住居、ホテル、オフィス、MICE、商業を展開する。商業施設は各街区の低層階。
A街区は中央区指定有形文化財である「日本橋野村ビルディング旧館」の外観を保存・活用し、低層部を商業施設として再生する。規模は地上4階・地下2階、高さ約33m。
B街区の「日本橋リバーサイドテラス」は、日本橋川に開かれた複合施設。日本橋川周辺の遊歩道と、水辺に面した商業施設、48戸の住宅を整備し、川と街がより一体的に連続する回遊空間とする。規模は地上7階・地下2階、高さ約32m。
日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)
C街区のザ タワーは、地上52階、地下5階、高さ約284mの超高層複合タワー。地下1階~地上3階は商業施設、5階~8階はMICE・ビジネス支援施設、10階~20階と22階~38階はオフィスとして整備する。39階~47階に、ヒルトンが運営する最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が開業するほか、48階~51階には同ブランドの名を冠したアジア太平洋地域初のレジデンス「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」を整備する。
鳥瞰イメージ(夜景)
オフィスは、10階~20階の低層部が基準階面積約1,970坪、22階~38階の高層部が基準階面積約1,370坪で、エリア最大級のフロアプレートを有する。日本橋川を眼下にのぞみ、10階および21階の屋外テラスからは東京の景色を一望できる。野村ホールディングスの本社、第一三共の本社、バンク・オブ・アメリカの日本拠点が入居予定。
22階オフィススカイロビーイメージ
21階屋外スカイガーデンイメージ(昼景)
三井不動産が運営するオフィスエリアでは「&BIZ」を展開し、ワーカーのウェルビーイング向上を通じたテナント企業のパフォーマンス最大化を目的としたサービスを提供する。
&BIZ lounge by WORKSTYLING
&BIZ fitness
商業施設は、ザ タワーの地下1階~地上3階、サウスの地下1階~地上4階、日本橋リバーサイドテラスの1階~2階に整備。それぞれのエリアはデッキや地下通路で接続し、一体の施設として展開する。商業ゾーンは約20,000m2で、物販、飲食、食物販など約100区画で構成される。2027年内開業予定。COREDO日本橋は10月15日に閉館し、2027年内にリニューアルオープンする。
中央通り側からの低層部外観イメージ(夕景)
商業施設1階イメージ
ホテルは、全197室の客室、3つのレストラン、ラウンジ&バー「ピーコック・アレー」、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える。
レジデンスは、総戸数71戸、専有面積約60m2~約430m2で、ホテルサービスと連携した居住体験を提供する。
50階パーティラウンジ前テラスイメージ
50階ロビーラウンジイメージ
MICE施設は5階~8階で、国際会議、企業の展示会・イベント、コンサート、アート展覧会、ファッションイベントなどに対応する。それぞれ約1,600名を収容可能な約1,500m2のホール2室と、計約1,400m2の12のカンファレンスルームを備え、廊下やホワイエを含め、総面積は6,700m2となる。ホールには約1,000m2のホワイエを併設する。
また、MICE施設専用の大型エレベーター、大型バスの待機場の整備、外国語対応スタッフの採用、海外ニーズに対応したケータリングの提供など、多様なMICEニーズに応える運営体制を構築する。
MICEホール
MICEエリア屋外デッキ
ロゴは、東京ミッドタウンブランドの象徴であるMマークとキーカラーの緑を共通要素として採用しながら、左端に水色を加えることで、「With the River」を表現。曲線で描かれたMは、建物外観の曲線や、川の水の流れ、舟の波跡、来客で揺れる暖簾をイメージした。川を流れる水のように時代とともに変化しながら、伝統を未来につなぐ姿勢と、人や文化が行き交い、世界を魅了する新しい活気が生まれる街の活発さを表現している。
東京ミッドタウン日本橋のロゴマーク
そのほかザ タワー内に、三井不動産と東京電力エナジーパートナーの連携による「日本橋一丁目エネルギーセンター」が、9月30日に竣工。東京ミッドタウン日本橋の街区全体への電気と熱の供給を10月1日から開始し、「エネルギーの地産地消」に取り組む。
「日本橋一丁目エネルギーセンター」供給エリア図
CGS、熱回収型冷凍機、蓄熱槽等を組み合わせ、電気と熱を効率的に生み出すもので、省エネ、CO2排出量削減につなげる。また、系統電力が停電した場合でも、都市ガスの供給が継続する限り安定した発電が可能となり、災害時においても街区全体へのエネルギー供給の継続性が高まるとしている。
エネルギーフロー図
東京ミッドタウン日本橋の所在地は、A街区が東京都中央区日本橋一丁目9番1号、B街区が日本橋一丁目9番2号、C街区が日本橋一丁目5番1号。東京メトロ・都営地下鉄 日本橋駅直結。敷地面積・延床面積は、A街区が約1,370m2/約5,300m2、B街区が約2,060m2/約6,600m2、C街区が約15,560m2/約374,800m2。
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