【岩国高校】時代を刻んだ卒業生ファイル#15《朝ドラ『ブラッサム』モデルの作家・宇野千代、サッカーの岩政大樹…》 | キャリア・教育 | 東洋経済オンライン

INDEX
岩国高校
山口県の最東部に位置し、瀬戸内海に面す岩国市。戦後の学制改革で、県立岩国中学校と県立岩国高等女学校とが統合され、現在の男女共学の県立岩国高校となった。岩国中学校の創立は1880(明治13)年であり、人口12万ほどの地方都市にありながら創立146年の伝統を誇る。
朝ドラ(朝の連続テレビ小説)として、NHKが2026年度後期に放送している『ブラッサム』。明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家、随筆家の宇野千代をモデルとした物語だ。常識にとらわれず、自分の好きなことに没頭する人生を送った生涯を描いている。タイトルの『ブラッサム』には、「花が咲き誇れ」という思いが込められている、という。
宇野は1897年11月に現在の岩国市で誕生し、1914年に山口県玖珂郡立岩国高等女学校を卒業した。同校はのちに山口県立岩国高等女学校と改称し、新制の県立岩国高校の前身の1つになった。全15教科の平均点が92点を超える抜群の成績だった。
小説家の尾崎士郎(旧制愛知県第二中学校・現岡崎高校卒)、洋画家の東郷青児(東京・旧制私立青山学院中等部・現青山学院中高等部卒)ら著名な文化人との恋愛、同棲、結婚(つごう4回)、離婚経験を糧に、『色ざんげ』『生きて行く私』など多くの小説やエッセーを著した。
多才で知られ、着物デザイナー、編集者、実業家の顔も持った。日本芸術院賞、菊池寛賞なども受賞、1990年には文化功労者として顕彰されている。岩国高校から500メートルの地に生家が残っている。1996年6月、98歳で死去した。
宇野千代と並ぶもう1人の女性作家
岩国高女を卒業した小説家で文壇史に名を残している女性作家が、もう1人いる。2007年に死去した芥川賞作家の大庭(おおば)みな子だ。
この記事は会員限定です
残り 4201文字
各タグのフォローボタンをクリックしフォローすると、関連する新着記事をメールで受け取ることができます
14 記事
関連記事
本文の内容に基づいた記事をピックアップしています
フォローすると、最新記事をメールでお知らせします。
いのくま たておTateo Inokuma
1944年生まれ。都立大附属高校(現桜修館中等教育学校)卒、早稲田大政経学部中退、京都大農学部農林経済学科卒。毎日新聞東京本社の経済記者を約20年。副部長(デスク)で退職し、釣りビジョン社長などビジネスマン生活を続ける一方、フリージャーナリストとしてモノ書きをしている。
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.