人型ロボがウサイン・ボルト超え 100メートル走で「世界記録」 北京で運動会
「世界人型ロボット運動会」の100メートル走の予選で2位(9秒47)となったロボット=22日、北京市
【北京時事】中国・北京市で23日、「世界人型ロボット運動会」の競技が本格化した。昨年の4倍に当たる2000体余りが熱戦を繰り広げ、前日には「世界記録」を塗り替える場面も。中国は人型ロボットの実用化を国家戦略に掲げており、日米を含む16カ国の企業や大学が技術力をアピールした。
今年の競技ルールは実践力重視に一変。100メートル走は人間による遠隔操作が禁止された。開幕日の22日、大型ロボット部門の厳しい予選を勝ち抜いたのは中国勢。首位は9秒32(速報値)をたたき出し、ジャマイカ出身で人類最速のウサイン・ボルト氏の記録(9秒58)を上回った。タイムを1年間で半分以下に縮めた形で、2位も9秒47で続いた。400メートル走でも人間の世界記録を更新した。
ボールを追う選手がぶつかり、転んで動けなくなる―。サッカーの試合では、昨年同様に失敗を繰り返す姿が笑いを誘った。ただ、真価が問われるのは転倒後。自力で復帰できるかが実用化を占う。素早く立ち上がると、客席から「復活力がすごい」と拍手が湧いた。
北京市政府などが主催する運動会は2回目。2022年に北京冬季五輪の会場となった「国家スピードスケート館」で26日まで行われる。計51種目のうち半数近くは、家庭での衣類整理や飲食店での調理・販売など実用化を想定。今年は「走れるか」だけでなく「働けるか」も競い合う。
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