OpenAI元CTOのAI企業が高性能AIモデル「Inkling 2 Small」を発表、近日中にオープンモデルとして公開される予定
OpenAIの元CTOであるミラ・ムラティ氏が設立したアメリカに拠点を置くAI研究企業「Thinking Machines Lab」が、AIモデル「Inkling 2 Small」を現地時間の2026年11月5日に発表しました。近日中にオープンモデルとして公開される予定です。
Introducing Inkling 2 Small - Thinking Machines Lab
https://thinkingmachines.ai/news/inkling-2-small/
Inkling 2 Smallは総パラメーター数5940億・アクティブパラメーター数170億のMoEモデルで、テキストと画像の入力に対応しています。記事作成時点では安全性評価が実施されている段階で、2026年11月第2週にオープンモデルとして公開することが計画されています。
「Inkling 2 Small」「GLM-5.3 Flash」「DeepSeek-V4.1-Flash-1017」「Muse Spark Open」「Kimi K3」のコーディング性能および自律研究性能のテスト結果が以下。Inkling 2 Smallは中国製最先端モデルと同等のスコアを達成しています。
第三者機関もInkling 2 Smallの性能テストを実施しています。AIモデルのデザイン性能を測定する「DesignArena」ではGPT-6.1 Solを上回りました。
複数のテスト結果を元にAIの総合性能を算出する「Artificial Analysis Intelligence Index v5.0.1」では「31」というスコアを記録してGemini 3.8 Flashと並びました。前世代モデルの「13」から大きな飛躍です。
クローズドモデルを黒、オープンモデルを青に色分けしたものが以下。Inkling 2 Smallがオープンモデルとして公開されれば「中国以外の企業のオープンモデルとして最高性能」となります。
Inkling 2 Smallは追加学習による性能の伸び代が大きいのも特徴です。以下のグラフは左側が「学習ステップごとの性能向上」、右側が「学習コストごとの性能向上」を示しており、Inkling 2 Small(青)がDeepSeek-V4.1-Flash-1017(灰色)などの競合モデルより安価に性能を向上させられることが分かります。
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