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Tuesday, October 6, 2026

HDDの故障率にはメーカーによる違いがあるのか​​?

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ハードディスクドライブ(HDD)は大容量のデータ記録媒体として広く用いられており、近年はSSD価格の高騰によってHDDの需要が高まっています。そんなHDDの故障率にメーカーによる違いがあるのかどうかを調べた結果が報告されています。

Are There Manufacturer Differences in Hard-Drive Reliability? | IEEE Journals & Magazine | IEEE Xplore
https://ieeexplore.ieee.org/document/11458693

Your old HDD's reliability depends on who made it, here's what testing from over 400k drives shows
https://www.makeuseof.com/hdd-reliability-depends-who-made-it-testing-400k-drives/

イギリスや韓国の経済学者らはHDDの故障率について調べるため、クラウドストレージサービスプロバイダーのBackblazeが収集してきたHDD44万3156台分の運用データを分析しました。Backblazeは定期的に運用するHDDの故障率レポートを公開しており、HDDについて調べるにはうってつけのデータといえます。

テスト対象となったブランドはHGST・Seagate・東芝・Western Digitalの4社で、研究者らは各ドライブが設置されてから廃棄されるまでを追跡し、容量・形状・動作温度を調整して同じ年数の他社製品と比較しました。

今回の研究ではSeagate製HDDの調整済み故障率を「100%」として、他のブランドの故障率を相対値として示しました。結果は以下の通りで、Seagateの故障率に対して東芝は107%、Western Digitalが51~52%、HGSTが39~41%となりました。最も故障率が高いのは東芝製HDDで、次いでSeagateが故障しやすく、これら2つのブランドから大きく離れてWestern Digital、HGSTという順になっています。

ブランド相対故障率
Seagate100%
東芝107%
Western Digital51~52%
HGST39~41%


また、HDDのブランドごとに故障する時期にも違いがみられました。Seagate製HDDはライフサイクルの初期に故障することが多かったのに対し、東芝製HDDは初期の故障率が低く、運用開始から5年が経過すると故障率がSeagateを上回ったと報告されています。Western DigitalとHGSTのHDDはどの段階でも故障率が低くなりましたが、HGST製HDDの方が長持ちする傾向にありました。

なお、今回の調査に用いられたデータセットからは、容量不足などの理由で廃棄された14万6943台のHDDが除外されています。また、SeagateとHGSTのHDDは2014~2020年代に製造されたものであり、東芝とWestern DigitalのHDDはより新しいロットのものだったという年代の偏りもあったとのこと。

調査ではHDDの熱があらゆるブランドのHDDの故障リスクを高めることもわかりました。データセットによるとHDDの温度が1℃上昇するごとに故障リスクは約2%上昇しました。HDDの最適な温度は約40℃以下、最高温度は50℃以下となっており、これ以上過熱すると熱による負荷でHDD内部のベアリングや潤滑剤、電子部品が損傷し始める可能性があるとのことです。


Backblazeのデータは商用データセンターで測定されたものであるため、自宅で使用する場合の故障率には必ずしも当てはまらない可能性があります。その上でテクノロジー系メディアのMakeUseOfは「PCやNASサーバーのHDDには適切な換気が確保され、ホコリが付着していないか確認することを推奨します。ホコリは空気の流れを妨げて温度上昇を招く可能性があるからです」「それでもドライブは故障する可能性があるため、データの損失を防ぐために3-2-1バックアップルールに従ってください」とアドバイスしました。

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