大谷、世代交代の波も 常勝ドジャースに転機か―米大リーグ・二刀流の行方(下)
エンゼルス戦、ベンチでベッツ(左)と話すドジャースの大谷=6月6日、ロサンゼルス
ドジャースに加入して3シーズンが終了。2度のワールドシリーズ制覇に貢献した大谷の契約は、あと7年残る。自身が投打で高いレベルを保つだけでなく、メンバーが入れ替わるチームでどう勝ち続けるか。キャリア後半に差し掛かり、新たなテーマが浮かび上がる。
意思疎通、残った宿題 問われる大谷への向き合い方―米大リーグ・二刀流の行方(上)
大谷の周囲には、フリーマン、ベッツ、マンシーといった2024、25年の連覇を共に成し遂げたベテランがいる。米データサイト「ベースボール・レファレンス」によると、ドジャース野手陣の平均年齢は30.9歳。メジャー30球団で最も高かった。
大谷はドジャースと10年契約を結ぶ際、年俸の大半を「後払い」にし、球団に補強を続けられる余地を残した。チームは今季、外野手のタッカーを獲得し、シーズン途中にはサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)左腕のスクバルが加入。分厚い戦力を生かし、余裕を持って5年連続の地区優勝を果たした。
だが、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズではチームを支えてきた主力が軒並み不振。最後は4連敗で力尽きた。36歳のマンシーは「3年連続で全てを出し切った。列車はついに蒸気を使い果たした」と表現した。時間には逆らえない。補強で戦力を上積みできても、チームの核はいつまでも維持できない。世代交代の必要性も感じさせた。
ドジャース入りを決めた際、「勝つことが僕にとって一番大事なこと」と明快に言った大谷。言葉通りに常勝軍団を先導してきた中での今季の敗北は、チームの形が変わる契機になる可能性がある。 (ロサンゼルス時事)
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