門前仲町に780戸の住宅と商業施設「TOKYO BLUE LINC」 野村不動産
野村不動産は16日、東京都江東区越中島で、住宅と商業施設などを一体整備する複合開発「TOKYO BLUE LINC」の始動を発表した。総戸数は780戸。分譲マンションは2027年12月下旬に竣工し、商業施設は2028年度に開業する予定。
東京科学大学が所有する約1.7haの土地を活用し、分譲マンション「プラウドシティ門前仲町」と賃貸シニアレジデンス「オウカス 門前仲町」、商業施設、地域共用棟を整備する。約70年の一般定期借地権を活用し、野村不動産が単独で開発を進める。
プラウドシティ門前仲町は地上19階建て、総戸数667戸。所在地は東京都江東区越中島一丁目で、JR京葉線の越中島駅から徒歩3分、東京メトロ東西線・都営大江戸線の門前仲町駅から徒歩7分。隅田川テラスや越中島公園に近接する。
建物は「隅田川沿いの船」をモチーフにデザイン。共用施設として、隅田川を望むスカイラウンジやゲストルーム、キッズスペース、フィットネスなどを設ける。販売開始は2026年11月中旬、入居開始は2028年3月下旬を予定している。
オウカス 門前仲町は地上9階建て、113戸の健康増進型シニアレジデンス。大浴場やカフェ・ラウンジ、ダイニングを備え、8階には隅田川を望むガーデンテラスを設置する。一部住戸はペットの飼育に対応。竣工は2028年3月下旬を予定し、野村不動産ウェルネスが運営する。
商業施設は、1,500m2超の区画にスーパーマーケットなどの出店を予定するほか、生活利便施設4区画を導入する。地域住民が交流できる地域共用棟も2028年度に供用を開始し、イベントなどを通じて多世代の交流を促す。
地域共用棟
70m2台・3LDKは9700万円台から 床空調も採用
プラウドシティ門前仲町の分譲住戸は620戸で、間取りは1LDK~4LDK、専有面積は36.87~146.51m2。3LDKは70m2超を中心に393戸、4LDKは90m2超を中心に73戸を用意する。
駐車場は161台(平置き50台・機械式110台・身障者優先平置1台)、駐輪場は1,185台(平置58台・2段式1,127台)。
70m2台・3LDKの予定価格は9,700万円台から。一般定期借地権を活用し、都心へのアクセスと広さ、価格のバランスを図る。借地期間は2099年3月31日まで。一般定期借地権は、土地を購入せず一定期間借りて建物を所有する仕組み。契約の更新はなく、期間満了時には原則として建物を解体し、土地を返還する。
専有部(住居部)には、二重床下の空間を使って住戸全体を空調する「床快full」を採用する。洗面室やトイレを含め、部屋ごとの温度差を抑える仕組みで、1LDKを除く住戸に導入。全熱交換型換気も備え、冷暖房時の熱を回収する。
家事を支援する設備として、浴槽を自動洗浄する「おそうじ浴槽」や自動給水式ディスポーザー、食器洗い乾燥機、タッチレス水栓などを採用。食器棚も標準装備。共用部には各階ごみ置き場を設け、コンシェルジュサービスや24時間有人管理も導入する。
2026年4月末の物件エントリー受付開始から、10月12日までの問い合わせ総数は4,660件。8月1日にオンライン事前案内会、9月5日にモデルルーム案内を開始しており、11月中旬に第1期販売を予定する。
来場者は30代が37.2%、40代が25.3%を占める。現在の居住地は江東区が46.6%、中央区が20.8%で、近隣からの関心が高い。入居予定人数は2~3人が69.7%を占め、同社は子育てを見据えた夫婦世帯の購入検討者が多いと説明している。
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