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Sunday, November 8, 2026

[ITmedia ビジネスオンライン] 「勝手に社外AIを使う」エース社員に困っています……どうすべき?

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FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックスタートアップにて金融商品取引業者の設立や事業会社向けサービス構築を手掛けたのち、広告DX会社を創業。サム・アルトマン氏創立のWorld財団における日本コミュニティスペシャリストを経てX Capital株式会社へ参画。

 「ChatGPT」の登場から4年余りがたった。会社が生成AIの利用体制を整えるのを待てずに、社員が勝手に使う「シャドーAI」が社会問題と化している。「営業担当が無料の生成AIで議事録を作っていた」「個人のアカウントに取引先名を貼り付けていた」といったインシデントが後を絶たない。

 10月には、パナソニックグループの管理本部機能を担う企業が、利用を禁じていた生成AIサービスに従業員など約33万人分の個人情報を含むデータをアップロードしていたと公表した。同社は、外部からの不正操作ではなく、メンバーによるルール違反だとしている。

 この件に限らず、無断で外部のAIを使う社員の中に「仕事を怠けたいから」という意識でシャドーAIに走る者は少ないはずだ。仕事の成果を上げる上で「会社のAIでは物足りないから」という場合もあるだろう。

 シャドーAIに直面した企業は、どうすればよいのか。AI導入を支援する筆者が受けた複数の相談を基に、架空のケースを例にして解説する。

Q.社内AIより外部AIを使う営業のエース、どう処遇すべき?

 従業員約400人の中堅部品メーカーA社で、情シスを2人で担う担当者が、こんな悩みを抱えていた。

 昨年、全社員が使える社内向けの生成AIを導入しました。ところが、営業で成績上位の社員が「社内のAIでは使いものにならない」と言って、個人で契約した生成AIに商談メモを貼り付け、提案書の下書きを作っていたことが分かりました。取引先名や見積金額が含まれていた可能性があります。

 経営陣からは「全面禁止の通達を出せ」と指示されました。ただ、この社員は社内で一番AIを使いこなしている人です。禁止すれば済む問題なのか、迷っています。

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