オーストラリア「ワーホリ」更新を抽選に 移民抑制策、留学は原則単身
農園の作業場でイチゴの選別や梱包(こんぽう)を行う人々=2018年11月、オーストラリア北東部クイーンズランド州(EPA時事)
【シドニー時事】オーストラリア政府は17日、移民受け入れの抑制策を発表した。就労付きで休暇滞在を認める「ワーキングホリデービザ」の2年目以降の更新を抽選とすることや、留学を原則単身とし、家族の帯同を制限することが柱。一方、極右野党が主張する大幅な削減とは一線を画し、建設、医療、農業などの労働力を担う移民を優先的に受け入れる方針を示した。
オーストラリアの極右党、移民削減案を先鋭化 「3年間で75万人」
豪州の昨年の移民純増数(転入から転出を差し引いた数)は30万人強。豪政府は2028年までに22万5000人に減らす計画だ。
日本人も多く利用するワーキングホリデーについて、初年分の審査方法に変更はないが、2年目は4万5000人、3年目は5000人を上限とする。いずれの上限も現状より抑えられており、申請者が上回って抽選となる公算が大きい。
留学ビザでは、博士課程履修者や太平洋島しょ国出身者らを除き、新規に家族の帯同を認めない。既に豪国内にいる家族は期限まで滞在できる。また、学士課程から修士・博士課程への進学は認めるが、学士のビザ更新を繰り返して滞在を長期化する行為を禁止する。不法残留者や悪質なビザ仲介業者の取り締まりも強化する。
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