【現地取材】世界最大のデータセンター集積地で起きている住民被害…アメリカ中間選挙の大きな争点が明らかに | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

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データセンターがアメリカ中間選挙の主要な争点へ表面化してきた。問題の核心と、近い将来の日本に突きつける教訓を探るため、世界最大のデータセンター集積地を取材した。
「ゴー、ゴー、ゴー」――。ジャンボジェット機が離陸前にエンジンをかけたまま、静止しているような重低音がずっと響いている。
「ピー、ピー、ピー」――。それに重なるように、耳の奥を刺すホイッスルのような音も聞こえてくる。
「まだ今日の音は、マシなほうですよ」
自宅の目の前にあるデータセンターの周囲を筆者に案内しながら、地元住民のリンジー・ショウさんはあきらめたように話す。

データセンターの周囲を案内するリンジー・ショウさん(写真撮影:筆者)
200以上のデータセンターがひしめくバージニア州ラウドン郡
ここは、アメリカ・バージニア州北部。首都ワシントンD.C.から北西に車で40分ほど、ダレス国際空港を擁するラウドン郡だ。
街並みの中には、装飾を排した無機質な巨大建物がどこまでも続いている。沖縄本島とほぼ同じ大きさのこの郡には、すでに稼働中あるいは建設中のデータセンターが200以上存在する。さらに約150件もの新たな開発計画や申請がひしめき合う、世界最大のデータセンター集積地だ。

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あべ たかあきTakaaki Abe
2000年、米国首都ワシントンDCに所在する大学院、ジョージ・ワシントン大学エリオット国際関係大学院修了。その後、日系メディアのワシントン支局にて20年以上、国際関係の報道に携わる。この間、ホワイトハウス・国務省・国防総省・米国議会などにおいて、日米関係を中心に取材し、6期連続アメリカ大統領選挙、ブッシュ(子)、オバマ、トランプ、バイデンという4人のアメリカ大統領の同行取材(計40回以上の海外訪問を含む)などを経験する。トランプ政権1期目、バイデン政権時においては、ホワイトハウスを取材する海外メディアグループの、日本人初かつ日本人で唯一の会長に選出され、米政府と海外メディアとの取材交渉と調整を担当。25年4月より、ワシントンDCを拠点とするフリージャーナリストに。
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