[ITmedia News] GMO、攻撃者による情報公開を確認 顧客データ含むか調査中 追加の見舞金も検討
著者
梅林日奈子
[ITmedia]
GMOインターネットグループは10月27日、傘下のGMOインターネットが提供するFX自動売買用VPS「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを巡り、攻撃者とみられる人物による、顧客に関する情報らしきものの公開を、同日午後0時30分に確認したと発表した。
攻撃者は同日正午にランサムウェア攻撃を実行し、顧客情報を公開すると予告していた。公開された情報の内容は調査中で、事実と異なる情報が含まれているおそれもあるとしている。
一方で予告されていたランサムウェア攻撃は、午後1時55分時点で確認していないという。同社は引き続き警戒するとともに、利用者のPC解析を通して被害状況の調査を進めている。
公開された情報に個人情報が含まれていた場合は、対象者へ個別に連絡する方針。情報の公開が確認された利用者には、24日に発表した一律5000円の見舞金とは別に、追加の見舞金を検討している。具体的な金額などは未定という。
あわせてGMOインターネットグループは、情報の公開先となったサイトへのアクセスや、公開された情報の拡散を控えるよう呼び掛けている。「サイトにアクセスした人の情報は、攻撃者に取得されている」(同社)という。
二次被害を防ぐとして、悪質性の高い情報拡散者に対しては、民事上の開示請求や刑事告訴・告発などの法的措置を準備する方針も示した。
GMOは21日に不正アクセスについて発表。同日に全プランのサーバを順次停止したが、利用者から金銭的な損失の報告が相次いだことを受け、24日には利用者への見舞金5000円の支払いと、不正取引による損失の補償を発表した。
攻撃者は金銭を要求しており、熊谷正寿代表が26日に自身のブログで明らかにしたところによると、当初は21日午後5時を期限に5000万ドル(約80億円)を要求されていた。その後、攻撃者とみられる人物は要求を変更し、27日正午までに100万ドル(約1億6000万円)を支払わなければ、顧客情報の公開やランサムウェア攻撃を行うと予告。同社は金銭要求には応じない方針を示していた。
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