中村晃、最後は笑顔で 快音響かせ有終の美―プロ野球・ソフトバンク
現役最後の試合を終え、笑みがこぼれた。ソフトバンクの中村晃が6番一塁でフル出場。「こんな試合をしてもらえるのも、一生に一度だけ。全てを楽しめた」。ファンで埋まった本拠地の景色を胸に刻んだ。
ヒットメーカーらしい勇姿を見せた。近藤の2ランで先制して迎えた一回の第1打席で、通算1522安打目となる二塁打。ゲームセットの瞬間は、遊ゴロをさばいた川瀬の送球を受け、大きな拍手が送られた。味方打線も12点を挙げて引退試合に花を添えた。
今年7月に引退を表明した後も、自らに問い続けたという。「まだやれるのではないか。レギュラーとして戦う力は残っているか」。答えは変わらなかった。「自信を持って、イエスと言えなかった。何度問いただしても、そういう決断になった」。悔いを残さずやり切った。
引退セレモニーでは19年間のプロ生活を振り返り、感慨に浸った。「強いホークスで必ず活躍するという、強い気持ちで日々を過ごせたからこそ、プロの世界で生き抜けた」。背番号と同じ7度、チームメートに胴上げされて宙を舞った。
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