捕虜移送公表にいら立ち 韓国、ウクライナに謝罪要求
国連総会の一般討論演説に臨むウクライナのゼレンスキー大統領=23日、ニューヨーク(EPA時事)
【ソウル時事】ウクライナのゼレンスキー大統領が、同国の捕虜になった北朝鮮兵士2人を韓国に移送したと公表したことに、韓国政府がいら立ちを強めている。韓国側は非公開とする事前合意をウクライナ側が破ったとして、謝罪を求めている。
ゼレンスキー氏は23日、国連総会の一般討論演説で2人を韓国に送ったと述べた。2人は2025年1月にロシア西部クルスク州で捕らえられ、韓国への亡命意思を示したとされる。韓国政府は事実確認を避けているが、報道によれば、2人は韓国情報当局に保護されているという。
李在明大統領は24日、X(旧ツイッター)にウクライナ側が合意を破ったと投稿。「どのような事情があるのか分からないが、とても残念だ」と表明した。
ウクライナのメディアによると、ゼレンスキー氏の側近はその後「(非公開の)合意はなかった」という立場を示した。これに対し、韓国大統領府高官は27日の声明で、合意の存在を前提に「両政府間の信頼を深刻に損なう行為だ」と改めてウクライナ側を非難した。
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