イオン、フィジカルAI導入した次世代自動化倉庫「イオン川口東XD」
サイズや重量の異なる荷物でも効率のいい積み分けができる「混載パレタイズロボット」
イオン、イオングローバルSCM、Mujinは10月29日、フィジカルAIを導入した自動化倉庫「イオン川口東XD」の本稼働を開始した。
イオン川口東XDは、フィジカルAIによる混載積み分けや人員/設備の一元管理システムを導入した物流倉庫。所在地は埼玉県川口市。都市型の小型食品スーパーに求められる複雑な店舗別出荷に対応し、イオンが物流構造改革の一環として推し進めている物流自動化のモデルセンターと位置づけられている。常温ケース商品に関しては入荷から出荷までの工程で80%の自動化を目指すという。
常温ケース商品は入荷から出荷の工程で80%の自動化を目指す
同センターで導入しているフィジカルAIは、3Dビジョンで商品の混載状態を確認しながら積み分けが可能なAI制御の産業用ロボットアーム「混載パレタイズロボット」「混載デパレタイズロボット」。商品の荷姿はサイズや重量がまちまちだが、イオン川口東XDのフィジカルAIは出荷オーダーに基づいて事前に積み分けをシミュレーションし、積載効率の高い積み付けを行なう。積み込み中は積載状態を確認しており、位置ズレや荷崩れが発生した場合でもロボットの動作を制御しながら作業を継続できる。積載状態の変化が起きやすい荷物の混載は、これまで人手による作業からの置き換えが難しかった。パレタイズで1日あたり約25人相当、デパレタイズで約8人相当の省人化が見込めるとしている。
混載デパレタイズロボット
このほか自動化設備として、出荷優先度に基づいてラックからソーターへ正確な順序で高速な出庫を行なう「ケース順立てシャトルラック」や仕分け用の無人搬送車(AGV)などを導入。倉庫運用管理システム「WES」によって自動化設備や作業者への業務指示などを一元的に管理している。
ケース順立てシャトルラック
仕分け用のAGV
WESによる庫内状況のデータ化イメージ
イオンは2023年にロボット総合制御プラットフォームを展開するMujinと提携し、2026年までに自動化倉庫を構築すると発表していた。自動化システムを導入した倉庫としては2024年にイオン福岡XD、2026年9月にはイオン岩手FDCが稼働を開始しているが、混載状態の仕分けから積み付けまでの工程を自動化した例はイオンとして初めて。
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.





