イエメン暫定政権トップ、トランプ氏に支援要請 米軍介入直前で撤回か
【カイロ時事】イエメン暫定政権トップのアリーミ大統領評議会議長は20日、トランプ米大統領と電話会談し、イエメン内戦で攻勢を強めている親イラン武装組織フーシ派に対抗するための軍事支援を要請した。ロイター通信が21日、複数の関係者の話として伝えた。
ロイターによると、トランプ氏は会談で直接的に支援を約束しなかった。フーシ派は、制圧した紅海沿岸と暫定政権が支配する南部を隔てる高地の掌握を狙い進撃している。また、暫定政権の後ろ盾サウジアラビアとも対立を深め、石油施設などをミサイルやドローンで繰り返し攻撃している。
米紙ニューヨーク・タイムズは20日、サウジのムハンマド皇太子が17日にトランプ氏と電話で協議し、介入を懇願したと報道。フーシ派空爆に後ろ向きだったトランプ氏は一時、国防総省に空爆準備を命じたとされる。
同紙によれば、米軍機に爆弾が積み込まれ、攻撃開始直前だったが、トランプ氏は20日に方針を転換。米政府高官は「サウジと防衛協定を結んでおり、米国は常に同盟国を防衛する」と述べるにとどめた。同紙は、フーシ派への攻撃は当面行われない見通しと伝えている。
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