小さな体で偉業 17歳大橋信、狙って世界新―アジア大会・競泳
予選の感覚が良く、決勝で世界記録を狙うと決めた。前半を59秒台で折り返し、後半に入ってからもぐんぐんと伸びた。「ラスト50メートルは、練習でもできたことがない、いい泳ぎができた」
今大会で既に100メートルを6本も泳いでいたが何のその。「僕はレースを重ねるたびに、泳ぎがどんどん良くなっていく選手」と涼しい顔。スピード寄りになっていた泳ぎを修正し、本命種目にぴたりと合わせた。
実は本調子ではなかった。新型コロナウイルスに感染し、高熱も出た。間に合わせるために周囲が必死にサポート。「みんなのおかげでここまで上がってこられた。世界記録は出さないといけない」と奮起した。
169センチと小柄な体格を生かしたピッチの速い泳ぎが特徴。3月の日本選手権では史上最年少で平泳ぎ3冠を達成し、注目を集める存在に。ピークを合わせていたアジア大会で期待以上の泳ぎを披露し、世界に名をとどろかせた。
200メートルを世界記録で制して100メートルとの2冠を果たし、2002年釜山大会の北島康介さんと同じ成績に。「同じ道を歩めそうで、うれしい」。2年後のロサンゼルス五輪での金メダルへ、視界は開けた。
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