「前世の記憶」を持つ人の事例を1000件以上調べてわかった奇妙なパターンとは?
世の中にはまれに「前世の記憶がある」と主張する人々が存在し、すでに死んでいる人の人生や記憶について事細かに語ることがあります。そんな「前世の記憶」を持つ人の事例を1000件以上調べた結果、前世に当たる人が亡くなってから記憶を引き継いだ人が生まれるまでの間に、奇妙なパターンが存在することが明らかになりました。
A large-scale analysis of temporal patterns in children’s purported past-life memories: Shorter intervals following unexpected deaths.
https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Fcns0000493
Surprising Pattern Emerges in Reincarnation Reports
https://www.uvahealth.com/news/surprising-pattern-emerges-in-reincarnation-reports
Scientists Found a Bizarre Pattern in Over 1,000 Cases of Alleged Human Reincarnation : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/scientists-found-a-bizarre-pattern-in-over-1000-cases-of-alleged-human-reincarnation
「人が亡くなってもその存在が完全に消え去るのではなく、新たな生命として生まれ変わる」という考えは輪廻(りんね)転生と呼ばれ、中には前世の記憶を持っていると主張する人も存在します。実際に輪廻転生が起きるという科学的証拠はありませんが、輪廻転生やその信念に関しては科学的な研究対象となっています。
1960年代以降、アメリカ・バージニア大学医学部で超常的な現象について研究を行っている知覚研究部門は、輪廻転生に関する数千件もの事例についてデータ収集を行ってきました。輪廻転生事例の多くは子どもが当時者であり、すでに死んでいる人の思い出や細かな事柄を報告するとのこと。
今回、バージニア大学医学部知覚研究部門のサイーデ・サーデギー博士らは、知覚研究部門が集めた輪廻転生アーカイブに存在する1678件の事例を分析しました。これらの事例では前世に当たる故人が特定されており、その故人の人生や経歴が、輪廻転生を主張する子どもたちが語る内容と一致していました。
データ収集の過程では、訓練を受けた調査員が各事件について輪廻転生の当事者である子ども、その両親や近親者、場合によっては家族の友人や近隣住民など、複数の情報提供者に対して包括的な聞き取り調査を行ったとのこと。
前世に当たる故人が亡くなった時期と記憶を引き継いだとされる子どもが生まれた時期がわかる1319件の事例について分析した結果、死亡から転生までの中断期間の中央値は16カ月であることが判明。そして中断期間は、「前世に当たる故人が死んだ状況」によって異なることがわかりました。
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