中国軍との台湾沖訓練が波紋 「戦闘でない」と釈明―インドネシア
インドネシア・スラバヤのタンジュンペラック港へ入港する中国人民解放軍の艦船から手を振る乗組員=2日(AFP時事)
【ジャカルタ時事】インドネシア海軍が台湾東部沖で実施した中国海軍との合同訓練が波紋を広げている。台湾は中国を非難し、インドネシアにも説明を要求。インドネシア当局は「戦闘訓練ではない」と釈明するなど対応に追われた。
中国国防省によると、両海軍のフリゲート艦は12日、台湾東部沖で通信や洋上補給などを訓練。香港紙・文匯報は、中国軍が同海域で他国と「戦術演習」を行うのは初めてだと伝えた。
台湾外交部(外務省)は同日、「中国は再び国際的規範や責任を無視し、地域の緊張をさらに高めている」とする声明を発表。インドネシア側にも詳細な説明を求めたと明らかにした。
訓練は、日本とフィリピンによる境界画定交渉の対象海域付近で行われたとみられる。5月末に日比が交渉開始に合意した後、中国は周辺での巡視や海洋調査に乗り出し、威圧を強めている。
インドネシア外務省報道官は13日の記者会見で、「訓練の場所がこの問題をセンシティブにしていることは十分認識している」と述べた。一方、戦闘訓練ではなく、海軍による「外交」の一環だと強調した。
インドネシアは伝統的に非同盟の外交方針を掲げ、日米だけでなく中国やロシアとも軍事演習を行ってきた。台湾沖での訓練に参加した艦艇は、先にロシア極東ウラジオストクで同国海軍との演習に加わったほか、神奈川県・横須賀基地にも寄港し、海上自衛隊の艦艇とも訓練した。
![]()
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.