終戦81年、平和誓い 天皇陛下「深い反省」―遺族、戦後生まれ半数超・戦没者追悼式
終戦から81年を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれた。天皇、皇后両陛下や高市早苗首相、遺族ら約4170人が参列。先の大戦により犠牲となった約310万人を悼み、平和を誓った。
天皇陛下は「深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べられた。
式典では、正午の時報に合わせ、全員で黙とうをささげた。陛下はお言葉で、昨年と同様に「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、平和と人々の幸せを希求し続けていくことを願う」と言及した。
これに先立ち、高市首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返させない。この誓いを世代を超えて継承し、貫いていく」と強調。「希望を持てる日本を創り上げていく」とした。「反省」の文言はなく、アジア諸国に対する責任には今年も触れなかった。
父がフィリピンで戦死した遺族代表の金森武士さん(84)=岐阜県大垣市=は追悼の辞で「平和が長く続き、戦争は忘れつつある今日、世界では紛争が続いており、私たちのような犠牲者が後を絶たない」とし、「一日でも早く世界の平和が訪れることを願う」と訴えた。戦争の悲惨さを「次の世代へ語り継ぐことが使命だ」と誓った。
厚生労働省によると、4日時点で、参列予定の遺族は3270人。2年連続で戦後生まれが半数を超え、過去最高の56.3%を占めた。最高齢は98歳で、最年少はひ孫世代の3歳。戦没者の親は16年連続で参列がなく、配偶者は夫が戦病死した女性(96)のみだった。
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