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Friday, September 11, 2026

【レビュー】変わらない? だがそれがいい グーグル「Pixel Watch 5」の地味すぎる進化

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Google Pixel Watch 5の45mmモデル(カラーはFog)

スマートウォッチ愛好家を自認する筆者ですが、どうもソワソワする季節が今年もまたやってきてしまいました。Googleとしては5世代目となる新モデル「Google Pixel Watch 5」が8月20日、発売されたのです。

Pixel Watchシリーズは毎年1回ペースで新モデルがリリースされており、筆者は2025年10月、Pixel Watch 4の45mm・LTE通信対応モデルを購入。お風呂に入っている間に充電し、寝る前に身に着けて睡眠時間を計測、起きたらそのまま仕事して……というサイクルを毎日繰り返しています。

Pixel Watch 4の利用感には満足しているのですが、そんな身からするとPixel Watch 5はどれほど変わったのか、気になります。今回、Pixel Watch 5の45mmモデルを2週間ほどお借りできたので、ガッチリ試してみました。果たして、買い替える価値はあるのか?

なお本稿では、Pixel Watch 5をPixel 10 Proにペアリングして、使用感を試しています。

まず率直に申し上げます。Pixel Watch 4購入者からしてみますと、Pixel Watch 5は“ハードウェア的新鮮味”はかなり薄いです。ただ、それほど悪い話ではありません。

右側が私物のPixel Watch 4(45mm)。バンドが同じタイプということもありますが、本体も含めて見た目はソックリ

画面の大きさやケースのサイズ、リューズの位置が前モデルから踏襲されるのは、ある意味でスマートウォッチのお約束。このおかげで、新モデルに買い替えても違和感なく使える訳です。交換用バンドを買い増しても、ケースサイズに変更がなければそのまま流用できます。

画面の最大輝度は、スペック表的には変わっていませんし、実用的にも差をほとんど感じません。最大輝度は、晴天時など極端に明るいところでの画面視認性を左右する要素。高いに越したことはありません。

正面

背面。中心部分が緑色に光って、心拍数を計測します

バンドも含めて正面から

同じく背面

右側面のリューズ部分

バッテリー連続駆動時間はPixel Watch 5/4とも「ディスプレイを常に表示状態で最大 40 時間使用可能」で変わらず。Pixel Watch 4においては、「画面を常に表示」設定にし、1日1回充電で睡眠時間を計測、アクティビティ記録を1時間程度行なうスタイルであれば、バッテリー切れの心配はほぼないと断言できます。Pixel Watch 5の試用においても、同水準であることを確認しました。

左側面には充電端子

バンドは簡単に取り外せます

バッテリー性能はPixel Watch 2(2023年10月発売)あたりと比べるとバツグンに改善していますので、「昔使ってもう懲りたよ」という方は改めて体験し直していただきたいです。正直、今はもう「1泊2日の旅行だったら充電器の持ち歩き不要」とも感じています(一応、持ち歩いてはいますが)。

朗報! 充電器はPixel Watch 4と同じものが使える

Pixel Watchシリーズの弱点、それは「充電器の仕様がコロコロ変わる」という点でした。バンドの仕様は同じままなのに、しかし充電ケーブルの接点仕様がPixel Watch(初代)、Pixel Watch 2およびPixel Watch 3、そしてPixel Watch 4用で合計3種類もあるという有様。

Pixel Watch 5に同梱されている充電器。Pixel Watch 4のものと共通です

充電時はこのようにセット

もちろん製品寿命を考慮すれば、3~4年単位で変わるのは仕方がないかもしれません。しかし競合のApple Watchが10年以上に渡って同一仕様を実現している以上、Pixel Watchでもそれを望みたくなります。

幸いなことに、Pixel Watch 5の充電器はPixel Watch 4のものと同一仕様。自宅用と旅行時の持ち出し用など、複数個使い分けたい人にとっては安心材料となりました。ただし将来の2027年発売モデルでどうなるか? 開発者の心意気が試されます。

同じシリーズの製品でも、Pixel Watch 2/3(右)の充電器は、このとおり全く違います。気持ちはわかりますが、なるべく統一して欲しかった

「必要な機能を整理する」がスマートウォッチ選びの鍵

スマートフォンにはなく、スマートウォッチにしかない強みは「トイレ離席のような、本当にちょっとしたタイミングでも手元にある」「心拍数を24時間体制で測定し続けられる」の2点に集約されると、個人的には考えています。

モデルを変えながら、スマートウォッチを10年近く使い続けてきました。だからこそ、現実的な使い道も見えてきました

その前提で、ではスマートウォッチを本当に使うべきシーンはどこか? 約10年に渡って考えた結果、「絶対に欲しい」「あったらうれしい程度」の仕訳が固まってきました。リストにすると、以下のような感じです


    【今やっていて、今後やれなくなると困ること】
  • 時間を見る。秒も含めて
  • 就寝時にも装着しておき、睡眠時間を計測しつつ、目覚ましアラームを鳴らす
  • 近隣の気象観測点の温度を確認する
  • 電話が着信した際に“確実に”気付ける
  • 主要な通知が届いたら画面を見て、不要だったらスワイプする(スマホに触らず消す)
  • 歩数を心拍数込みで参照して、1日の運動量を確認する
  • 意識的にウォーキングする際、経路込みで履歴を残す
  • カップラーメンを食べるときに3分タイマーをかける
  • 指・手首振りジェスチャーでアラーム鳴動を止める
  • 徒歩ナビゲーション時に、時々手を上げて地図を見る

    【やれたら便利だが、必須ではないこと】
  • スマートウォッチのマイクとスピーカーで電話する
  • スマートウォッチアプリを直接操作する
  • Suicaで公共交通機関の改札を通過すること
  • 心電図の計測

リストの中身は、時間経過と共にだいぶ変遷しております。例えば、今では絶対に欠かせない睡眠時間計測は、スマートウォッチ誕生初期のまだバッテリー性能が低かったころは、優先度は非常に低かった。それが端末の性能向上によって変節した格好です。

一方、当初の期待度が相当だったSuica機能は、利用率が低くなってしまいました。確かに、左手にPixel Watchを付けておけば、都営バスの乗車賃をタッチで払うのがとてもスムーズです。しかし、スマホ本体に登録してあるSuicaとはチャージ先が別なため、残高の管理が煩雑に感じてしまいます。

ただ、万一の保険(スマホを紛失した場合への備え等)としては心強いので、「スマートウォッチではSuica不要」論を唱えるつもりもありません。通話機能も同じ。風呂掃除中で手がビショビショの際、Pixel Watchで電話を受けた際には未来を感じましたが……。

このように筆者は、スマートウォッチの使い方がかなり固まってきています。これらがどれくらい変わるのか? 変えてくれるのか? そこが新製品の購入・買い換えにあたってのポイントになってきます。

私物のPixel Watch 4では、一応Suicaを登録していますが、あまり使っていません。スマホ側のモバイルSuicaと残高を上手いこと共有できればいいのですが……

いまのところPixel Watch 5だけ! 注目の新機能

自分語りが長くなってしまいました。ここからは、実際にPixel Watch 5を試用してみて、便利になったな、なんかイイなと感じたポイントを主観バリバリでご紹介していきます。

プッシュ通知が見やすく、便利に

まず、通知が豪華になりました。Pixel Watch 4までは、なんらかのプッシュ通知が届くと、画面下部に丸印が表示されます。通知が届いた瞬間に手を上げれば(画面を見るために手を構えれば)、内容まで読めます。少し間を置いてしまうと、丸印を確認してから画面を下から上にスワイプするしかありませんでした。

これはPixel Watch 4の通知(画面下部)。音楽再生やナビゲーション用のアイコンもありますが、基本的には単なる丸印

これに対して、Pixel Watch 5では丸印から細長バーにデザインが変更。加えて、一部の通知では「朝のブリーフィング」(Google Health)というような、踏み込んだ内容が表示されるようになりました。Google マップではナビゲーションを開始すると、「〇時〇〇分到着」「ナビゲートしています」などの表示が画面下部にずっと出続けます。これらは「At a Glance」と呼ばれる機能で、見た目が楽しく、そして実用性という意味でも、嬉しいアップデートでした。

Pixel Watch 5ではそもそものサインが丸印から細長バーに

一部の通知では、より詳しい内容がダイレクトに表示されます

ウォッチフェイスのバリエーション強化。AI生成も可能に

ウォッチフェイス(盤面)を気分に合わせて自由に変えられるのも、スマートウォッチの魅力。新モデル発売のたびにプリセットのウォッチフェイスが増えており、Pixel Watch 5も例外ではありません。

ただPixel Watchシリーズのデジタル数字系ウォッチフェイスは、秒表示できるものが少ない傾向にありました。アナログ針だろうがデジタル数字だろうが、秒が表示できない腕時計などありえないと思うのですが、まぁそうでした。

バッテリー維持のために画面を頻繁にスリープさせるので、ウォッチフェイスを凝視したまま20秒数えるような使い方が難しいから、じゃあ秒針いらないよね、と言いたいのかもしれませんが、いや、それはどうなのよ、と。

新モデルが出ると、ウォッチフェイスも新しいものが加わります

宣伝画像などでよく見かける「ウィーヴ」。これもアナログなら秒表示できるのに、デジタル表示では不可。なぜ?

一応、改善されてきてはおり、初代Pixel Watchの頃から比べれば増えました。とはいえ完璧ではありません。例えば、AIによるウォッチフェイス作成では、数字デザインをAIで作れるという触れ込みなのですが、基本3種類あるバリエーションのどれも秒表示ができません。全部のデジタル表示ウォッチフェイスで秒対応してほしいところです。

Pixel Watch 5ではAIによるウォッチフェイス作成も可能に

数字部分をプロンプトでカスタマイズできます。しかし秒表示不可!

体の動きや心拍数などを元に、最大30分お知らせを早める「スマートアラーム」

Pixel Watchは世代を重ねるごとにバッテリー性能が向上してきました。このおかげで就寝時にも腕に巻いておき、睡眠時間を計測する一連の工程が、かなり実用的になってきました。ということは、音ではなくスマートウォッチのバイブレーションを目覚ましにするという使い方もまた、できるようになってきました。

そこに加わったのが「スマートアラーム」です。鳴動時刻の設定時、音を鳴らすか、バイブレーションをさせるか、その併用かを選択できますが、そこへ新たなオプションが設定されたかたち。オンにしておくと、指定時刻から30分前までの間に、心拍数や体の動きに応じてごく軟らかい刺激(本当に弱いバイブレーションや小さなアラーム音)をかけはじめてくれます。

アラームの設定オプション内に加わった「スマートアラーム」

これがなかなか新鮮な体験。指定時刻にベルが爆音で鳴るのとは根本的に違います。ただ、スマートアラームで起こされると「あと10分でいいから寝たい」ということが難しい! 筆者も約2週間の試用では、いいとも悪いとも言い切れない感触です。ただ、設定はあくまで任意です。

スマートアラームが適用されているかは、アラーム鳴動時にも表示

「おやすみ時間」専用のウォッチフェイスも

Pixelスマホで標準の「時計」アプリを使い、さらにPixel Watchシリーズ各モデルを組み合わせると、「おやすみ時間モード」が高度に相互連携してくれます。スマホ側の時計アプリで就寝時間と起床時間を設定しておけば、画面がモノクロになり、通知もミュート。そして起床時間になれば、おやすみ時間モードが自動解除されます。スマートウォッチを身に着けていれば、昼寝などに応じて自動でおやすみ時間モードが起動する設定もあります。

「おやすみ時間モード」の設定画面。手動のほか、Pixelスマホの「時計」アプリと連動させたり、あるいは睡眠の自動検知でも起動させられます

これまでのおやすみ時間モードでは、画面の常時表示が一時休止し、画面の色合いが暖色系になるといった挙動をとります。ただPixel Watch 5では、専用のウォッチフェイスが表示できるようになりました。時刻と次のアラーム時刻程度に表示が絞られるので、気が散る心配が減ります。日中、どれだけド派手なウォッチフェイスにしておいても、これなら安心です。

おやすみ時間モード専用ウォッチフェイスを設定可能

実際の画面はこんな感じ

「メディアの自動一時停止」も新たな機能です。入眠を検知すると、メディアの再生が止まるとのこと。スマホでYouTubeを再生しながら寝てみたところ、確かに止まっていたようなのですが、最近はYouTube側にも「休憩を取るように通知する」の設定があるため、このあたりは上手く検証できませんでした。ただ本当に上手く機能してくれれば、深夜にも関わらず動画や音楽が流れっぱなしになり、その音で目が覚めるような心配がなくなるはずです。

あらゆるアプリで機能すれば、かなり便利であろう「メディアの自動一時停止」

「Google Health」計測時のGPS精度が向上

Pixel Watchシリーズで運動量・睡眠量を計測するためには、「Google Health」アプリの利用が事実上必須です。これまで「Fitbit」の名称で提供されていましたが、2026年5月に改称。一方で、長年提供されてきた「Google Fit」は今後Google Healthへ統合されるとのことですので、ますます付き合い方を考えていかねばなりません。

「Google Health」アプリのトップ画面。Fitbitからの改称に合わせて、見た目が大刷新されました

Google Healthはここにきてだいぶ機能が強化され、個人的に待望していた体重の自動入力(IoT体重計での計測データをヘルスコネクト経由で自動取り込み)にようやく対応。そのおかげでGoogle Healthアプリを起動する頻度がかなり上がりました。

さて、30分や1時間という単位で集中して体を動かそうという際には、「アクティビティ」を記録することになります(アプリ内で呼称がしっかり統一されておらず、エクササイズやワークアウトと表記されるケースも)。

アクティビティの種類を指定

アクティビティ計測中は、距離、歩数、心拍数、累計運動時間などが常時表示されます

筆者は運動が苦手で、基本的にはウォーキング(散歩)をする程度なのですが、それでも結構、楽しく感じています。どんなルートを歩いたか地図上に描画してくれ、さらに移動経路のラインの色で心拍数が分かるのです。ですので「おぉ、ここは坂登ったから心拍数も上がってるな、よしよし」という、謎の満足感が得られます。

Pixel Watch 5では、この移動経路記録のためのGPS精度が向上しているとのこと。ただ筆者がPixel Watch 5とPixel Watch 4で比べてみても、あまり差を実感できませんでした。Pixel Watch 4でも、大きな道のどちらの端を歩いているのか、どの横断歩道を渡ったのか分かるくらいの精度はあります。Googleストアでの説明を読む限り、ビル街や森林などでは効果が大きそう。ただ、(個人的には)セールスポイントとしては弱い印象です。

スマホアプリからはアクティビティの履歴を確認できます。これはPixel Watch 5でウォーキングしたもの

こちらはPixel Watch 4でのウォーキング。こちらもかなりしっかりと経路が出ます。現状では特に不満なし

Pixel Watch 4でも使えるけどPixel Watch 5でも引き続き便利な機能

ここまでPixel Watch 5におけるソフトウェア的なアップデートを中心にご紹介しました。ただ、細部を突き詰めていくと、Pixel Watch 4の時点ですでに実現している便利機能も多数あります。

アラームの同期機能で、目覚まし時間変更が1回で完了

「おやすみ時間モード」の項でも若干触れましたが、Pixel スマホの「時計」アプリとPixel Watchの「時計」アプリには、同期の概念があります。基本的にどちらのアプリからアラームを登録しても、両方でアラームが動作します。

地味だけれど、なかなか便利なアラームの同期。Pixel スマホ上の「時計」アプリにある、「ペア設定済みデバイスのアラーム」がそれです

アラーム時刻の修正も簡単です。「スマホで修正されればスマートウォッチも」「スマートウォッチで修正すればスマホも」という具合に、1回の変更で2端末の修正ができます。

就寝時間計測の実用性向上のおかげで、スマートウォッチのアラーム機能は「腕へのバイブレーションで目覚める」こともまた容易にしました。その運用の手間をさらに緩和するための、超・重要機能です。このおかげで「いつもより朝寝できるのでスマホは8時にセットしたけど、スマートウォッチを6時のままにして結局早く起きた」なんて失敗は減るでしょう。

片手ジェスチャー操作

これは比較的新しい機能で、2025年末頃にPixel Watch 4へ追加されました。腕を掲げて、親指と人差し指を二回パチパチとする「ダブルピンチ」、あるいは手首を外側にサッと1回だけひねる操作「手首をひねる」の2種類があります。

片手ジェスチャーの設定画面

「手首をひねる」は、基本的に「戻る」ボタン風の動作です。代表的なところでは、アプリ一覧や通知一覧から、ウォッチフェイスに戻ることができます。なにかのミスでウォッチフェイス以外が表示されている際、「手首をひねる」だけで(もう一方の手で画面をスワイプせずとも)機能してくれます。

ダブルピンチは、再生中の音楽を一時停止する、そして鳴っているタイマーを止められます。料理中にタイマーを多用する方は特に重宝するでしょう。

ダブルピンチに対応している操作は、ところどころで案内が出ます

……ただ今回よく調べましたら、Pixel Watch 5ではダブルピンチがかなり強化されていました。ウォッチフェイスでダブルピンチすると、通知一覧に遷移。そしてもう1度ダブルピンチすると、通知一覧がスクロールします。これが想像以上に便利。一覧だけ読んでそれで満足したなら、今度は「手首をひねる」でウォッチフェイスに戻れます。

カスタマイズもできます。メディア再生を「再生/一時停止」か「スキップ」、アラームを「スヌーズ」か「解除」から選べます。これも今のところPixel Watch 5だけの機能です

挙動をカスタマイズできたりと、実はPixel Watch 5向けの強化が行なわれていました

「手をあげて話す」でGeminiを片手でコントロール

Pixel Watch 4では発売当初から用意されていた機能です。まずは設定で「手をあげて話す」をオン。Pixel Watch 4を手に装着して、口元にまで近づけるとそれだけで音声入力の待機状態となるので、インジケーター表示中に話しかければGeminiが動作します。「〇時〇〇分にアラームで起こして」のようなGoogle アシスタント的機能も使えます。

「手をあげて話す」設定

画面下で青い弧状のインジケーターが表示されていれば音声入力の受付状態。物理ボタンの長押しは不要です

「うまく入力待受状態にならない」という方もいるようですが、感度調整次第でなんとかなるのでは? というのが筆者の意見です。少し反応過敏気味にしておいて、もし誤作動したら「手首をひねる」で止める。これで結構、乗り切れると思います。片手でデジタルアシスタントが起動するのって、なかなかイイ体験ですよ。

手の動きに対する感度のほか、音声の感度も調整できます

間違いなくオススメ しかし前モデルからの買い替えは?

歴代のPixel Watchはこれまで、9~10月にリリースされるのが常でした。それが今回8月に前倒しされた影響か、発表のみで未実装の機能が少なからずあります。その1つが「Health Guardian」で、ビッグデータなどを活用して血管ストレス、睡眠中の呼吸の質トレンド、代謝ストレスに関するサマリーを月次で提供してくれるとのこと。9月以降の提供が予定されています。

「先回りアシスト」機能も期待したいところですが、こちらはPixel 11シリーズとペアリングした場合にのみ動作する仕組みです。以前、Pixel 11 Pro Foldのレビューをお届けしましたが、同スマホの先回りアシスト機能はまだまだ限定的。今後、対応スマホおよびアプリが増えていくことで、真価を発揮することでしょう。

さて、まとめです。Pixel Watch 5は、前年発売のPixel Watch 4を本当にそのまま、素直に進化させたモデルです。充電器の仕様も維持され、外見的にはほとんど差異なし。一方で、ソフトウェア周りが着実に進化しました。

バッテリー連続駆動時間も、Pixel Watch(初代)/2あたりの旧モデルからは圧倒的に強化されています。Androidスマホとペアリングするスマートウォッチをこれから買いたい方には、Pixel Watch 5は圧倒的にオススメできるモデルです。41mmにするか、45mmにするかはお好み次第ですが、個人的には45mmが推し。ちょっとでも画面が大きい方が便利ですし、画面から受ける印象も鮮烈になります。

今からスマートウォッチデビューするなら、Pixel Watch 5は間違いなくオススメの1台です

では筆者のように、Pixel Watch 4からは買い替えるべきか? これは本当に考えどころです。Pixel Watchシリーズは後日のソフトウェアアップデートで機能追加されることがあり、「待っていればそのうち4にも来るのでは?」という期待感が、心の片隅にあるのです。懐具合と期待感を天秤にかけ、筆者はもう少し迷うことにします。

最後に、Google Healthについてもう少しだけ。Pixel Watch 5における健康系機能の中核アプリとして、今後さらに重要性が増すのは間違いありません。しかし対応アプリはAndroid/iOS向けに公開されているだけで、PCからデータを閲覧することができません。Webブラウザーなどでアクセスできるようにしないと、せっかく貯めたデータがもったいない。是非、Google開発者の皆様におかれましては、対応をご検討ください!

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