KOSPIに「死の十字架」来るか

韓国総合株価指数(KOSPI)がチャート上の基準を下回り、長期下落の可能性に対する懸念が出ている。ただし、まだ初期段階であり、長期下落局面に入るには2週間以上にわたり基準を下回る必要がある。チャート上の基準とは200日移動平均線(200日線)を指す。200日線は直近200取引日、約10カ月間の終値の平均を結んだ線だ。株価がこの線の上にあれば長期上昇トレンド、下にあれば長期下落トレンドとみなされる。13日のKOSPIは6035.35で、200日線(6385.43)を5.5%下回った。今年に入って7月29-30日以来初めてだった。14日も6008.81で取引を終え、200日線(6395.03)との差は6%に広がった。
ただし過去の記録を見ると、200日線割れ10回のうち7回は2週間以内に元の位置を取り戻した。長期下落に発展するかどうかは、KOSPIが2週間以内に200日線を回復するか、直近50取引日の平均線(50日線)が200日線を下回るか(デッドクロス)、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げするかを見極める必要がある。200日線を取り戻すには、KOSPIが14日の終値より6.6%超上昇しなければならない。
◇10回に7回は2週間以内に回復
200日線割れ自体は珍しいことではない。1995年以降のKOSPI終値を分析した結果、KOSPIが200日線を下回った後に再び上回ったケースは124回あった。このうち71回は3取引日以内に、91回は10取引日以内に200日線の上に戻った。10回のうち7回は2週間以内に終わった計算だ。3カ月(60取引日)を超えて200日線の下にとどまったケースは16回にすぎなかった。今年7月にもKOSPIは2日間200日線を下回ったが、すぐに回復した。
初日の下落幅が大きいからといって、必ず長引くわけでもなかった。13日のように、200日線割れの初日から200日線を5%超下回ったのは、1995年以降で2回目だ。最初のケースだった2024年8月5日は初日に7.1%下回ったが、7取引日で200日線を回復した。むしろ3カ月を超えて続いた16回の長期的な200日線割れは、大半が初日に2%以内で小幅に割り込んだ後、徐々に下げていった。通貨危機に見舞われた1997年、世界金融危機が起きた2008年がそうだった。
◇1カ月超とどまれば3回に2回は長期下落
問題は長くとどまる場合だ。200日線の下に5取引日以上とどまったケースでは、3回に1回(34%)が3カ月超の200日線割れにつながった。10取引日以上ではこの比率が43%、20取引日以上では64%に高まった。一度回復したからといって終わりでもない。2024年8月の200日線割れでは、KOSPIはまもなく回復したが、同年9月に2度再び割り込み、2度目は3カ月超(92取引日)続いた。
200日線の下に長くとどまるほど、機械的な売りが膨らむ。指数のトレンドに沿って投資するファンドの相当数は、移動平均線を売買シグナルとして使う。株価が200日線を下回ると下落トレンドと判断し、規則に従って株式や先物を売る。損失があらかじめ定めた限度を超えると保有株を自動的に減らすリスク管理上の売りも出る。先物とは関係なく、複数銘柄を一つのバスケットにまとめ、コンピューターで一斉に売る非裁定売りも殺到した。韓国取引所によると、非裁定の純売り規模は13-14日の2日間で2兆2823億ウォンだった。
200日線は先月21日の6221.64から14日の6395.03へ上昇している。平均を算出する10カ月の中で古い株価が抜け、新しい株価が入る。今抜けている株価は昨年12月の4000ポイント前後だ。KOSPIが4000ポイントを上回ってさえいれば、200日線は上がり続ける。それだけKOSPIが回復しなければならない節目の水準も高くなる。KOSPIが6000ポイント台にとどまれば、200日線は1日10ポイント程度ずつ上がり、FRB会合が終わる28日ごろには6490前後になる。その時点で200日線を取り戻すには、14日の終値より8%超上昇しなければならない。時間がたつほど回復が難しくなるわけだ。
◇「死の十字架」と米金利が分岐点
「デッドクロス(死の十字架)」はまだ発生していない。デッドクロスとは、株価ではなく短期平均線が長期平均線を突き抜けて下回る現象だ。通常、50日線が200日線の下に下がる場合を指す。つまり直近2カ月半の平均株価が10カ月平均を下回ったという意味だ。デッドクロスは200日線割れの後、平均で約3週間遅れて発生し、短期急落が中期的な流れまで折ったというシグナルと読まれる。新たな警告というより、「200日線割れが長引いた」ことの確認に近い。
14日の50日線は6691.59で、200日線より4.6%高い。ただしKOSPIが6000ポイント前後にとどまれば、16取引日後、来月初めごろにデッドクロスが発生する。2024年9月27日には、デッドクロスが発生した日に200日線割れが始まり、92取引日続いた。
株式市場を取り巻く変数は厳しい。まず米国の金利だ。米労働省が14日(現地時間)に発表した9月の消費者物価指数(CPI)は、1年前より3.7%上昇した。8月(3.4%)より上昇幅が拡大した。物価が再び跳ね上がったことで、FRBが27-28日の会合で利上げに踏み切る可能性があるとの懸念が強まった。金利が上がれば、借り入れでAIデータセンターを建設する企業の負担が大きくなる。この日、ハイテク株中心のナスダック指数は1.88%下落し、エヌビディアも3%台の下落となった。中東情勢の緊張により国際原油価格(ブレント原油)が1バレル=106ドル水準にとどまっている点も重荷だ。
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