3党合流、中・立に先送り論 公明から「議員引き揚げ」の声
立憲民主党の議員総会を終え、記者団の取材に応じる水岡俊一代表=25日午後、国会内
中道改革連合と立憲民主党、公明党の合流協議を巡り、中・立から今月末とする協議期限の先送り論が強まってきた。両党は25日、議員総会などをそれぞれ開催。出席者から早期合流に慎重論が相次いだ。一方、公明では協議が調わなければ中道から衆院議員を引き揚げさせるべきだとの声も出ており、互いに出方をにらみ合う展開になっている。
立民は25日の議員総会で、党内で28日に議論した上で対応を決める方針を確認した。その後、杉尾秀哉氏は記者団に「早期の合流は難しい」と指摘。「リベラルを志向する有権者の期待を裏切ってはならない」と訴えた。幹部の一人は「難局だ」と語った。
辻元清美氏は「地方(組織)も合流への慎重意見が多かった。尊重した結果になるのではないか」と記者団に強調。立・公が参院で統一会派を組む案について「皇室典範(改正)など国家の基本政策で賛否が分かれている」と否定的な考えを示した。
中道の小川淳也代表や階猛幹事長は25日、衆院選の落選者と3党合流について協議した。出席者によると100人程度が参加。早期合流に賛成したのは数人にとどまり、大半は「現時点で立・公との合流は難しい」との意見だった。小川氏は早期合流が困難になった場合、9月上旬にも今後の方向性を改めて示すと説明。立・公の統一会派について「否定はしない」と述べた。
公明は今秋の先行合流も辞さぬ構えを示し、安全保障政策や米軍普天間飛行場移設で「脱リベラル」路線を受け入れるよう立民に迫っている。ただ、中・立に先送り論が広がる状況にいら立ちを見せており、ある幹部は「ここで合意できなければ中道から手を引くこともあり得る」と語った。
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