521日間監禁されていた少女が「Among Us」で助けを求め誘拐犯から救出される
その後、アレラーノさんの携帯電話は圏外になり、ジャケットなどの所持品が自宅に置いたままであることが明らかになりました。コールマンさんは娘がインターネットで知り合った誰かに誘拐されたのではないかと疑っていたものの、実際に何が起こったのかは不明なままでした。
FBIのソルトレイクシティ支局とリッチ郡保安官事務所、連邦機関などが協力して行方不明になったアレラーノさんの捜索を実施。捜査関係者によると、アレラーノさんは失踪前にソーシャルメディアアプリの「Snapchat」を通じて容疑者と知り合ったとみられていました。
行方不明になってから521日が経過した2026年11月1日、オレゴン州ハンティントン出身のアダム・ハーメル容疑者(39歳)の自宅からアレラーノさんは救出されました。その後、ハーメルは10代の少女を性的搾取目的で誘拐した疑いで起訴されています。
訴状によると、ハーメルは2025年5月にアレラーノさんとコンタクトを取り始めました。そして、自身の暮らすオレゴン州の自宅まで来るための渡航費を提供すると申し出た後、5月29日にユタ州まで車で移動し、アレラーノさんを誘拐したそうです。アレラーノさんを車に乗せたあと、ハーメルは彼女の携帯電話を取り上げて川に投げ捨てています。
ハーメルは自宅の地下室にアレラーノさんを連れ込んだのち、外出を禁じました。ハーメルの同居人のひとりは捜査官に対し、ハーメルが10代の少女を「新しいガールフレンド」と紹介したと証言。一方、目撃者はアレラーノさんがハーメルの自宅に到着してから約2カ月後まで、彼女に会ったことはなかったと証言しました。
検察によると、ハーメルはアレラーノさんを自宅の地下室に監禁し、繰り返し暴力を加えたうえで、身元の特定が難しくなるようペンチでアレラーノさんの歯列矯正器具を外しました。また、ハーメルは枕の下にナイフを隠し持ち、アレラーノさんが逃げ出せないよう窓際側のベッドに寝かせていたそうです。
ハーメルはモバイル通信機能のない携帯電話をアレラーノさんに与えていました。Wi-Fiは利用できたため、アレラーノさんはこの携帯電話を使って「Among Us」をプレイ。Among Usで出会った子どもと連絡を取るようになり、別のソーシャルメディアでもやり取りを行うようになっていった模様。ここで、アレラーノさんは自身が監禁されていると伝えました。また、アレラーノさんは「警察が自身の捜索を打ち切った」と語ったそうです。
これを聞いた子どもの母親がFBIに通報し、FBIは2026年11月1日にアレラーノさんとビデオ通話を実施。このビデオ通話の中で、アレラーノさんは誘拐までの経緯を説明。さらに、ハーメルがベッドのそばに隠していたナイフや、自身の証言を裏付ける証拠を捜査官に提示しました。その日のうちにオレゴン警察と連邦捜査官がハーメルの自宅地下からアレラーノさんを救出し、医療機関へ搬送しました。
アメリカ司法省は2026年11月4日に、アレラーノさんが過激派グループのメンバーも利用するゲームプラットフォーム上で標的にされた疑いがあると発表しています。こうしたネットワークには「No Lives Matter」や「Maniac Murder Cult」などがあり、脅迫・暴力・自傷行為の奨励などと関連付けられています。
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