半導体メモリー大手マイクロン決算が映す「終わりの見えないメモリー不足」 AIサーバーは仕様を落として出荷… | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

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AIサーバーの一部は、本来積みたい量のメモリーを積めないまま出荷されています。半導体メモリー大手のMicronが、2026年6〜8月期決算の発表後に開いたアナリスト向け説明会で認めました。メモリー不足そのものは、以前から知られた話です。今回見えたのは、その不足がどこまで深く、どこまで長いかでした。
マニッシュ・バティア社長兼COOは「需要と供給がいつ釣り合うのか、見通しが立たない」と述べました。顧客との商談は、すでに2028年分に移っています。買い手の側も、数年先の分まで押さえに動き始めました。

AIサーバーは仕様を落として出荷
メモリーが足りないいま、AIサーバーを作る企業は台数を優先しています。1台あたりのメモリーを切り詰め、限られた量でできるだけ多くの演算用半導体を出荷する選択です。Micronの経営陣は、顧客がそうしていると説明しました。性能を出し切れていないAIサーバーが、世に出ていることになります。

本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください
説明会では、あるアナリストがこの点を突きました。AIサーバーの一部が、必要に迫られて仕様を落としているという指摘です。供給が増えても、仕様が元に戻るだけで余らないのではないかという問いです。バティア社長は「まさにその点だ」と応じました。
削られた分の需要は、消えずに残っています。バティア社長はこれを「潜在需要」と呼びました。メモリーが手に入れば搭載量が増え、システムの性能が上がるという説明です。供給が増えても、AI向けの搭載量の増加にたやすく吸収されると見ています。
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