ゲレーロ・ジュニア『年40本打つ金ではない』
【OSEN=ソン・チャンイク記者】ハンファ・イーグルスのリュ・ヒョンジンがトロント・ブルージェイズ時代にチームメートだったブラディミール・ゲレーロ・ジュニアが、自身の契約を巡る発言で論争の中心に立たされた。ただでさえ長打力が大きく低下している状況で出た発言だったため、波紋はさらに広がった。当初は自身の発言を後悔していないとしていたが、結局ファンと同僚に頭を下げた。
ゲレーロ・ジュニアはトロントを代表する看板打者だ。リュ・ヒョンジンが2020年から2023年までトロントで活躍していた当時、同じ釜の飯を食った。特に2021年には48本塁打を放ち、メジャーリーグ屈指の強打者としての地位を確立した。
安定した長打の量産もゲレーロ・ジュニアの強みだった。昨年まで5年連続で20本塁打以上を記録し、トロントの中心打線の一角を担った。
しかし今季は状況が一変した。シーズン終盤まで本塁打はわずか9本にとどまっている。5年連続で続いていた20本塁打の記録が途切れただけでなく、2桁本塁打さえ保証できない状況になった。長打力を武器にしていた大砲の威容が失われ、現地でも懸念の声が強まった。
こうした中、ゲレーロ・ジュニアは最近、ベロニカ・バティスタとのインタビューで今季の不振について語る中、自身の契約に対する考えを明かした。
彼は「人々に一つ理解してほしい。球団が私に支払った金は、これから私が何をするかに対する対価ではない。私がすでに成し遂げたことへの対価だ」と語った。
続けて「毎年40本塁打を打つと思って私に金を払ったわけではない。私がすでに成し遂げたことに対して金を払ったのだ」と付け加えた。
もちろん、自身の不振に対する責任感を避けたわけではなかった。ゲレーロ・ジュニアは「私も人々と同じように考えている。時々、自分自身に『あれほど多くの金を受け取っておいて、何もできていないじゃないか』と言う。私も努力している」と述べた。
しかし、5年連続で20本塁打を記録してきた打者が今季9本塁打にとどまっている状況で出た「すでに成し遂げたことへの対価」という表現は、少なからぬ波紋を呼んだ。長期契約を結んだフランチャイズスターが、今後の成績に対する責任を軽く見ているのではないかとの見方も出た。
当初、自身の発言を後悔していないとしていたゲレーロ・ジュニアも、結局一歩引いた。
スポーツネットのアーデン・ズウェリングによると、ゲレーロ・ジュニアはトロントのレギュラーシーズン最後のシリーズを前に、「数日前にした発言を後悔している。ファンと同僚に謝罪すべきだと心から感じた」と明らかにした。
続けて「私の契約が素晴らしい契約になり得るよう、これからも懸命に努力する。個人的に失望の残るシーズンだった。チームが目標を達成するのを助けることができなかった。私にとってもつらいことだ」と打ち明けた。
今回の論争を巡っては、父親でメジャーリーグ殿堂入りを果たしたブラディミール・ゲレーロ・シニアとも話を交わした。父の助言は明確だった。
ゲレーロ・ジュニアは「父は私のした行動が間違っていたと言った。そして今私がしているように、ファンに謝罪すべきだと言った」と伝えた。彼は同僚にも直接謝罪した。
トロントのジョン・シュナイダー監督は、ゲレーロ・ジュニアの真意を疑わなかった。シュナイダー監督は「私の知るゲレーロ・ジュニアは、決して『金を受け取ったから、もうそれでいい』と考える人間ではない。どれほど懸命に努力する選手なのか、どんな同僚なのかをよく知っている」と擁護した。
さらに「今年より良いシーズンを送るため、これからも努力し続けるだろう。昨年のポストシーズンでわれわれがワールドシリーズに進出するのに力を貸した姿を、再び見せようとするはずだ」と期待を示した。
5年連続で20本塁打を放ってきたゲレーロ・ジュニアにとって、今季9本塁打という成績は明らかにふさわしくない。そこに契約を巡る発言まで論争となり、フランチャイズスターに向けられる視線は一段と厳しくなった。
結局、ゲレーロ・ジュニアは自身の表現が招いた波紋を認め、ファンと同僚に謝罪した。長打力を失った彼に必要なのも、結局は言葉より結果だ。来季、再び大砲としての姿を取り戻せるかが、今回の論争を鎮める最も確実な方法だ。
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